お腹が痛い
風邪といっても症状が様々なようにクローン病と言ってもインターネットなどでブログを拝見させていただくと、人によって全然違いますよね。

クローン病になった時の初期症状

症状が一緒だからといってクローン病であるとは限りません。
クローン病の診断は以下のように行われます。

3. 診断基準
(1)主要所見

A. 縦走潰瘍 <注7>
B. 敷石像
C. 非乾酪性類上皮細胞肉芽腫 <注8>

(2)副所見

a. 消化管の広範囲に認める不整形~類円形潰瘍またはアフタ <注9>
b. 特徴的な肛門病変 <注10>
c. 特徴的な胃・十二指腸病変 <注11>

確診例:

[1]主要所見の A または B を有するもの。 <注12>
[2]主要所見の C と副所見の a または b を有するもの。
[3]副所見の a、b、c すべてを有するもの。

疑診例:

[1]主要所見の C と副所見の c を有するもの。
[2]主要所見の A または B を有するが潰瘍性大腸炎や腸型ベーチェット病、単純性潰瘍、虚血性腸病変と鑑別ができないもの。
[3]主要所見の C のみを有するもの。 <注13>
[4]副所見のいずれか2つまたは1つのみを有するもの。

<注 7> 小腸の場合は、腸間膜付着側に好発する。
<注 8> 連続切片作成により診断率が向上する。消化管に精通した病理医の判定が望ましい。
<注 9> 典型的には縦列するが、縦列しない場合もある。また、3ヶ月以上恒存することが必要である。また、腸結核、腸型ベーチェット病、単純性潰瘍、NSAIDs潰瘍、感染性腸炎の除外が必要である。
<注10> 裂肛、cavitating ulcer、痔瘻、肛門周囲膿瘍、浮腫状皮垂など。 Crohn病肛門病変肉眼所見アトラスを参照し、クローン病に精通した肛門病専門医による診断が望ましい。
<注11> 竹の節状外観、ノッチ様陥凹など。クローン病に精通した専門医の診断が望ましい。
<注12> 縦走潰瘍のみの場合、虚血性腸病変や潰瘍性大腸炎を除外することが必要である。敷石像のみの場合、虚血性腸病変を除外することが必要である。

<注13> 腸結核などの肉芽腫を有する炎症性疾患を除外することが必要である。

引用:IBD情報 > 診断と治療 クローン病の診断基準


つまり、病気に精通した専門医が内視鏡をし確認しなければクローン病であるとは言えず、クローン病の疑いがあるということになるみたいです。
その代表例が芸能人でタレントの山田まりやさんですね。

この方は確定診断まではされていないものの、以下のような症状が出たそうです。

  • 貧血
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 胃の痛み
  • 高熱(40度)


内視鏡やCTも行ったみたいですが、残念ながら専門医に見てもらえなく原因不明ということになり、その後、鍼治療とマクロビオティック、漢方、薬膳などで食生活や体質の改善を図った結果、症状が収まっているそうです。

このように人それぞれ全然症状は違うので、いざクローン病と確定された後でも色々な症状が出てきた時に、あれ?これクローン病?それとも違う病気?と悩んでしまいますよね。

そこで病歴17年の私のクローン病の症状をご紹介したいと思います。
※尚、最終的には自己判断せずに専門医に診ていただいてください。

クローン病の主だった症状(臨床症状)

クローン病の症状は一般的には以下のことを言います。

(4)臨床所見 
A. 消化管病変
[1] 腸病変:

  縦走潰瘍 <注1>
  敷石像 <注2>
  非連続性または区域性病変(skip lesion)
  不整形~類円形潰瘍
  多発アフタ <注3>

[2] 肛門病変:

  裂肛
  Cavitating ulcer <注4>
  難治性痔瘻
  肛門周囲膿瘍
  浮腫状皮垂(edematous skin tag)
  肛門狭窄など

[3] 胃・十二指腸病変:

  多発アフタ
  不整形潰瘍
  竹の節状外観
  ノッチ様陥凹
  敷石像など


[4] 合併症:

  腸管狭窄
  腸閉塞
  内瘻(腸-腸瘻、腸-膀胱瘻、腸-膣瘻など)
  外瘻(腸-皮膚瘻)
  悪性腫瘍(腸癌、痔瘻癌)

B. 消化管外病変(二次的な合併症を含む)

[1] 血液:貧血、凝固能亢進など
[2] 関節:腸性関節炎、強直性脊椎炎など
[3] 皮膚:口内アフタ、結節性紅斑、壊疽性膿皮症、多形滲出性紅斑など
[4] 眼:紅彩炎、ブドウ膜炎など
[5] 栄養代謝:成長障害、低蛋白血症、微量元素欠乏、ビタミン欠乏、骨障害など
[6] その他:原発性硬化性胆管炎、血管炎、膵炎、胆石症、尿路結石症、肝障害、アミロイドーシスなど


(5)開腹時所見

腸間膜付着側に認められる縦走する硬結、脂肪組織の著明な増生 (creeping fat)、腸壁の全周性硬化、腸管短縮、腸管狭窄、瘻孔形成(内瘻、外瘻)、腸管塊状癒着、腸間膜リンパ節腫脹などが観察される。


(6)病理学的所見
A. 切除標本肉眼所見

[1]縦走潰瘍 <注1>
[2]敷石像 <注2>
[3]瘻孔
[4]狭窄
[5]不整形~類円形潰瘍またはアフタ<注3>

B. 切除標本組織所見

[1]非乾酪性類上皮細胞肉芽腫 (局所リンパ節にもみられることがある) <注5>
[2]全層性炎症 <注6>
[3]局所性~不均衡炎症
[4]裂溝
[5]潰瘍


C. 生検組織所見

[1]非乾酪性類上皮細胞肉芽腫<注5>
[2]不均衡炎症


<注 1> 基本的に4~5cm以上の長さを有する腸管の長軸に沿った潰瘍。虚血性腸病変や感染性腸炎で縦走潰瘍を認めることがあるが、発症や臨床経過が異なり、炎症性ポリポーシスや敷石像を伴うことはまれである。潰瘍性大腸炎でも縦走潰瘍を認めることがあるが、その周辺粘膜は潰瘍性大腸炎に特徴的な所見を呈する。

<注 2> 縦走潰瘍とその周辺小潰瘍間の大小不同の密集した粘膜隆起。虚血性腸病変でまれに敷石像類似の所見を呈することがあるが、隆起部分の高さは低く、発赤調が強い。

<注 3> 本症では縦列することがある。

<注 4> 肛門管から下部直腸に生じる深く幅の広い有痛性潰瘍。

<注 5> 腸結核などでも認められることがある。

<注 6> 主にリンパ球集簇からなる炎症が消化管壁全層に及ぶもの。

引用:IBD情報 > 診断と治療 クローン病の診断基準

通常の症状から2次的合併症まで本当に様々です。

私のクローン病の症状

初期症状を含め、私の症状を羅列したいと思います。薬などの2次的症状も含みます。

  1. 血便
  2. 粘液便(悪化している時は出る)
  3. 腹痛
  4. 痔瘻(現在は一旦治り)
  5. 瘻孔
  6. 下痢
  7. 関節痛(足の末端)
  8. ヘルペス
  9. 貧血
  10. 縦走潰瘍(初期)
  11. 口内アフタ(初期)
  12. 頻尿
  13. 高熱(初期)
  14. 脂肪肝
  15. 腸閉塞


このうち寛解している今の症状はこちらです。

  1. 腹痛
  2. 下痢
  3. ヘルペス
  4. 脂肪肝
  5. 若干の貧血


寛解しているとこれだけの症状で済むのですが、「だけ」といっても、これが辛いんですけどね(笑)
また、私特有の頻尿があります。

これは、クローン病になりたての当初60分も尿が我慢出来ませんでした。
当時高校生でまだ部活もしていたので、もう辛いのといったらありません。

授業中も頻繁にトイレに行ってましたし…

どうやら炎症が膀胱のあたりで起きていたらしく、刺激されまだ尿が溜まっていないのに出たい!という感じになるみたいです。

終わりに

色々な症状があるクローン病ではありますが、取り敢えず確定診断まで調査はした方が良いと思います。
理由としては、私は症状が出てそのまま原因不明だったため最初の対応が遅れ炎症が重なった結果、腸管が狭くなり8年間手術するまでほとんどの食事が取れなくなりました。

疑惑だけで放置した時、専門医の内視鏡などできちんと診てもらわないと後で腹痛などで悪化した時にどんどん症状は進んでしまう可能性があるのです。

そうなった場合は私のように手術以外の回避策が無いということにもなりかねません。

願わくは、疑わしかったら早めに受診していただきたいと思います。
ご参考まで
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