漢方薬
ここ最近では、潰瘍性大腸炎の治療で漢方が注目をあびてました。
特に青黛が有名で色々な医療機関で治験やら有効性が論文として確認されております。

実際に服用して効果が出たという人も多いみたいです。
その為、青黛を服用されている方は多いかと思います。

そんな青黛ですが、厚生労働省より健康被害があるとの疑いが出たとのことで、ご紹介したいと思います。

青黛(せいたい)とは

青黛とは一体どんな漢方薬かといいますと

キツネゴマ科のリュウキュウアイ(Strobilanthes cusia)、マメ科のタイワンコマツナギ(Indigofera tinctoria)、アブラナ科の植物のホソバタイセイ(Isatis tinctoria)などの葉や茎に含まれる色素を用いる。
薬理的には種々の細菌に対する静菌作用が知られている。漢方では清熱涼血・解毒の効能があり、大青葉や板藍根と同様に清熱薬として幅広く用いられ、丹毒などの発疹や発斑を伴う熱病、仕様煮のひきつけ、吐血や喀血、鼻血などの出血、湿疹、腫れ物、蛇噛傷などに応用する。
中国では肝炎や脳炎、耳下線炎、心筋炎などに対する臨床研究が行われている。口内炎や咽頭炎、耳漏、湿疹などには外用薬として用いる。鼻血には青黛の粉を直接出血部に当てて止血する。潰瘍性大腸炎に対する効果が検討されている。

引用元:漢方生薬辞典

青黛の潰瘍性大腸炎の有効性

青黛の潰瘍性大腸炎の有効性は、色々な所で報告されております(直近だと筑波大学より報告あり)。
例として、慶應義塾大学病院IBDセンターでは以下のような臨床研究が開始されております。

青黛は、植物から抽出したインジゴを含有する生薬で、主に藍染の染料として用いられてきました。中国では、古くから潰瘍性大腸炎に対して、青黛を含む漢方薬が用いられていましたが、十分な科学的検証がなされていませんでした。また、自己判断や自由診療で青黛を含む漢方薬を内服している患者さんが日本にも多数いらっしゃるという現状がありましたが、一方で安全性や、医師がそのことを知らずに診療に当たっていることもあるという社会的な問題点も指摘されていました。
当院では、青黛が含有するインジゴが、近年、粘膜治癒を促進する物質として世界的にも注目を集めているインドール化合物であるという点に着目し、その有効性と安全性を科学的に検証するため、世界で初めて潰瘍性大腸炎の患者さんに対する前向き臨床試験を行いました。従来の治療薬に反応しなかった難治例を含めて約7割の患者さんに有効で、内視鏡において劇的な改善を認めた例もあり、有望な代替治療薬の候補になりうると考えられました(Sugimoto S, et al. Digestion 2016 https://www.karger.com/Article/FullText/444217)。一方で、肝機能障害などの副作用もみられ、投与容量の設定を含む更なる検証のため、次の段階の試験が必要と考えられました。この研究成果は厚生労働省科学研究班でも注目を集め、現在、全国30施設以上にわたる多施設共同研究を行っています。この研究については、ご協力いただく際にも様々な基準を設けておりますが、詳細は外来担当医にお気軽にご質問ください。
また、当院では臨床における青黛の豊富な使用経験のみならず、基礎研究も平行して安全性や機序の解明を目指しております。潰瘍性大腸炎以外の疾患についても、当院での臨床研究を設定しています。当院通院中でない患者さんでこれらの研究にご興味をお持ちの方は、今かかっていらっしゃる外来の先生とご相談ください。

引用元:青黛の臨床研究について - 慶應義塾大学病院IBD(炎症性腸疾患)センター

青黛の健康被害の内容

厚生労働省より各医療機関に通達が出されたそうです。
その内容はこちらです。

医薬品は副作用の発現等に注意しながら慎重に使用する必要がありますが、健康食品であっても予期せぬ健康被害が生じることがあり、厚生労働省において保健衛生上の危害の発生が懸念される情報を入手した場合は、これまでにも予防的観点から速やかに注意喚起を行ってきました。
具体的な事例については、以下の厚生労働省ホームページ中の「健康食品の安全性に関する情報等(通知等)」においてご覧いただけます。
< http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/hokenkinou/houreituuti.html>

今般、青黛(せいたい)を摂取した潰瘍性大腸炎患者において、肺動脈性肺高血圧症が発現した症例が複数存在することが判明しましたので、お知らせします。代表的な症例の概要については別紙のとおりです。
なお、青黛とは、リュウキュウアイ、ホソバタイセイ等の植物から得られるもので、中国では生薬等として、国内でも染料(藍)や健康食品等として用いられています。
近年、潰瘍性大腸炎に対する有効性が期待され、臨床研究が実施されているほか、潰瘍性大腸炎患者が個人の判断で摂取する事例が認められています。
つきましては、貴会会員に対して、
① 青黛の摂取により肺動脈性肺高血圧症が生じる可能性があること
② 自己判断で青黛を摂取せず、必ず医師に相談するよう患者を指導すること
③ 肺動脈性肺高血圧症が疑われる場合には、青黛の摂取を中止させ適切な処置を行うこと
について注意喚起いただきたく、ご協力をお願いいたします。

引用元:青黛注意喚起通知(08日本炎症性腸疾患学会宛て


この内容は、日本炎症性腸疾患学会という発症傾向・遺伝学的発症因子に地域差を認める潰瘍性大腸炎およびクローン病などの炎症性腸疾患(難病対策対象疾患)の病因・病態、治療法に対するアジア地域としての研究促進を行うことにより、患者のQOL(Quality Of Life)向上に寄与することを目的とされた学会より学会員向けに公表されております。

http://www.jsibd.jp/office.html

おわりに

何の薬でもそうですが、薬には必ず副作用があるということですね。
慶應義塾大学病院もおっしゃっていますが、青黛は患者自身で購入出来てしまうため、専門医が居る病院にいかずとも服用出来てしまいます。

これにより重大な副作用が発生してしまう恐れもあるため、きちんとした医療機関で診てもらうことが一番安全で正しいのかと思います。

今回は「疑い」ということで確定されたわけではありませんが、青黛は効果が証明されている漢方なだけに、期待したいですね。
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