実験
IBDの患者さんなら誰もが思うレミケードやヒュミラが効かなくなったら次はどうするんだろう?という漠然とした不安。
または、もう既に何らかの理由は効果が薄いという状態でそれらの薬使用ができない状態の患者さん。

ヒュミラで寛解を維持している私もこの漠然とした不安は常に付きまとっております。
そんな中、注目をしているのが潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤「Entyvio™」(一般名:vedolizumab)です。

「Entyvio™」(一般名:vedolizumab)とは

武田薬品工業株式会社が開発した生物学的製剤の新薬です。
現在、世界約40ヵ国において、2,700名の患者さんを対象に潰瘍性大腸炎とクローン病の評価を同時に実施した最大規模の臨床試験を行っています。

この試験は、少なくとも1回の標準治療(コルチコステロイド、免疫調節薬および/または抗TNFα抗体)を施行し不応であった中等度から重度の活動期潰瘍性大腸炎およびクローン病患者さんを対象に実施しており、免疫調整薬や抗TNFα抗体への十分な効果が見られなかった一次無効、効果が持続しなかった二次無効、あるいは不耐性の患者さんや、コルチコステロイドへの無効、不耐性、あるいは依存性の患者さんが含まれているそうです。


つまり、現在治療法がなく苦しんでいる患者さんを対象としているというわけです。

この臨床試験がうまくいってくれれば良いなぁってずっと思っていたのですが、この「Entyvio™」の非盲検試験「GEMINI long-term safety (GEMINI LTS)試験」の2つの中間解析データがJournal of Crohn’s & Colitis誌に掲載されたそうです。
この中間解析データは、、2009年5月22日から2013年6月27日までに収集された有効性のデータです。

中間発表の概要

そこには以下のようなことが示されております。
中等度から重度の活動期潰瘍性大腸炎患者さんについては、vedolizumabの継続的な治療による臨床的および健康関連QOLの改善が示されました。中等度から重度の活動期クローン病患者さんについては、抗TNFα抗体の治療歴の有無に関わらず、長期治療によるvedolizumabの臨床的ベネフィットが継続しました。また、GEMINIⅠおよびGEMINⅡそれぞれにおいて二次無効を理由にvedolizumabの8週毎の投与を中止した後、本試験に参加した潰瘍性大腸炎およびクローン病の患者さんについては、vedolizumabの投与頻度を4週毎へ上げることで有効性が示されました。
引用:潰瘍性大腸炎およびクローン病患者に対するvedolizumabの長期投与に関する追加中間解析データのJournal of Crohn's and Colitis誌への掲載について | ニュースリリース | ニュースルーム | 武田薬品工業株式会社

まとめると、
  • この治療薬により、中等度から重度の活動期のIBD患者でQOLの改善につながった
  • この治療薬を一回やめた後再度投与を開始したけど有効性は確認できた。つまり抗体の心配はないかも?

といったところでしょうか?

まとめ

私としては、この結果は非常に勇気付けられるものであり、今後の治療の可能性を感じられるものだと思います。
今はヒュミラで寛解を維持できている私ですが、薬なので効果が永遠と継続するものではありません。
その時の治療の選択肢はひとつでも多いほうがいいに決まっています。

まだ海外での臨床試験中とのことで、日本で販売許可が出るのは当分先だとは思いますが、できるだけ早く実現しないかなぁって切実に思ってます。
後は、治療薬が届くまで手術をしないでどれだけ体調を維持できるかがポイントですね。

手術で切った物に関しては、現時点では元に戻りませんからね。。。。
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